団体趣旨



森林・林業を取り巻く環境は、山村の過疎化、高齢化、長期にわたる木材価格の低迷などにより、森林所有者の意欲が失われ、手入れされずに放置される森林や伐採後再造林されない森林の増加が懸念されるなど厳しさを増　　　しております。

大分県におきましては、戦後植栽された約２０万haのスギ、ヒノキ人工林の６７％が標準的な伐採年齢である４０年生以上となっており、これらの資源の伐採を推進し、積極的な活用を図っていくことが地域林業の重要な課題となっています。

こうした状況の中、私たちは平成５年に佐伯市内で伐採放棄地への植樹活動に取り組んで以来、個人個人で森林ボランティア活動にかかわってきました。これまでの活動の幅を広げ、森林を愛する同志が集う拠点をつくるためＮＰＯ法人やまもりの会の設立を決意しました。

ＮＰＯ法人やまもりの会は、大分県が取り組んできた森林整備の推進や、木育推進事業、地域材の利活用事業等の森林・林業振興に関する事業を推進する理念に沿った活動を行っていくことを活動方針とします。

特に大分県の主要な林業地となりつつある佐伯市を中心に大分県内において、伐採放棄地に対する植林や、未利用木質資源の利活用、次世代の林業の担い手となる子ども達への教育、林業後継者や一人親方などの森林作業を担う人たちへの支援などに取り組み、地域林業の発展と地域の活性化に貢献していきたいと考えています。